トイプードルについて

MARVYS POLICY

JKCによるプードルのスタンダードに基づきブリーディングしております。又プードルのスタンダードを無視したブリーディングでは、犬質が崩壊されてしまいます。

では、どのようなブリーディング??とお思いになると思いますので書かせて頂きます。
健全な事を第一に。構成はもちろんの事、被毛と毛色・性格にもこだわりスタンダードに近づくようブリーディングしております。

構成が良い(スタンダードに近い)と、なぜ良いの??とお思いの方へ…構成が良くてスタンダードに近いと、歩様がとても綺麗です。これはプロ以外の愛犬家の方が見ても、お分かりになると思います。膝が外れるなどの問題があると綺麗には歩けません。

MARVYS から巣立った子達は歩様が綺麗なのでオーナー様からも、家の子の歩く姿がモデルのようで、とても綺麗なんですよ!と言って頂けます。

プードルのスタンダードにもあるようにプードルの歩様は健全で軽い動きをしないといけませんが、構成がスタンダードから離れていると、ドタバタぎこちない歩きになってしまいます。

骨格構成は、そのまま歩様に現れます。

プードルのスタンダードに近い健全な子がチャンピオンになれるのですが、逆に言うと健全さがないとチャンピオンにはなれないという事です。ドッグショーへの参加を積極的に行い、チャンピオン犬を沢山輩出していき、その遺伝子を受け継いだ健全な子達を皆さまの家族として迎えて頂けるようブリーディングしております。

被毛や毛色についても、それぞれの毛色ごとに持つ綺麗な色が崩れないよう。またできるだけ被毛の良い子を交配相手に考えています。

性格もレッド・アプリの性格は独特でホワイトやブラックとは違います。このレッドやアプリの独特な性格もホワイトやブラックに近づくよう、性格の良い子をブリーディングしております。
そのかいあって、巣立った子達のオーナー様方よりも、家の子の性格は抜群です!と言って頂けます。
オーナー様からのお言葉を聞くと、今までの長年のブリーディングはすごく地道なのですが、この地道に重ねてきたことが実ったんだぁ~ととても嬉しく思います。
犬質向上を考えブリーディングすることは、とても難しい事であり私共の楽しみでもあります

MARVYS KENNELのプードルのブリーディング方針

プードルのMARVYS KENNELではトイプードル(レッド・アプリコット)の名門犬舎であるNEW SPRING DAY、今は亡き春日氏よりご指導頂き、JKCの定めるプードルのスタンダード(犬種標準)に基づいた、ドッグショーに出陳するプードル(レッド・アプリ コット)をブリーディングしております。

ドッグショーとは犬種標準に、より近い犬を審査するものです。
簡単に言えば質の良い犬を評価するショーです。
ブリーダーならドッグショーに出て当然だと思っています。
なぜなら、私たちブリーダーが犬種標準に見合う努力をしなければ、その犬種の特徴・体形・性格・被毛・毛色(スタンダード)が維持・向上できなくなるからです。

また、私たちが犬種に対して間違えたブリーディングをしていないか?といったことを再確認するためです。しかし残念ながら日本のブリーダーの多くは、スタンダードを無視した営利目的な流行りのプードルをブリーディングされているのが現状で、JKCの公式webサイトにも 「繁殖の現状とこれからの問題点」 としてあげられております。

小さくて可愛い子も、私は好きです。ただ、だからと言ってスタンダードを無視する事と、短い期間でサイズを小型化するのは、犬種の崩壊につながりますので、ブリーダーとして絶対にしてはいけない事です。

この問題点については、飼い主側にも責任のある事ですので、
是非JKCのwebサイトをご覧ください。

JKC公式webサイト

プードルのブリーディングについて

プードルのブリーディングには長い月日と、1つの目標に向かう
強い情熱・ポリシーが必要です。

理想とするプードルに近づけていく為に、生まれた子犬の中でも、
ほんの一握りの質の良い子を残し、その欠点を補う父親を選びます
ブリーディングとは、そうした繰り返しで長い年月を掛けて犬種
それぞれの特徴・体形・性格・被毛・毛色など、その犬種の理想像
(スタンダード)が形作られていきます。

ただレッド・アプリコットは、スタンダードからは、まだまだ離れた犬質ですので、「この部分を改良したい」と思っても、なかなかその欠点を補える子が居ないのが現状で、1代目で1つ改良し、2代目で2つ改良できれば良し!といった具合です。
犬質の向上、また犬種のスタンダードを維持してくことは片手間で出来ることではありません。
ブリーダーは、スタンダードを基本に考え、より理想の犬に自分の犬を近づけるために惜しみなく時間と労力をかけ、情熱を燃やしながら繁殖を繰り返していくわけです。
理想のプードルを作出するには、正しい知識と経験そして長い年月と、強い情熱・こだわりがなければできません。
これからも犬質の向上と犬種の保護に努め、オーナー様へより良いプードルを提供できるように努めて参ります。

サイズについて

プードルのJKCやAKCによるサイズ規定には、タイニーやティーカップサイズというのは存在しません。

トイプードルの中でも体重別に(トイ・タイニー・ティーカップ)と呼びわけています。

トイ・サイズ(3㎏~6㎏)
活動派で、屋外で犬と一緒に遊びたい方や、とにかく、よく食べ元気が1番という子をお探しの方、特にお勧めなタイプです。

タイニー・サイズ(2㎏~3㎏)
小さい子が欲しいけど、小さすぎると何かと心配だ。という方に、お勧めなタイプです。

ティーカップ・サイズ(1㎏~2㎏)
とにかく小さい子が欲しい。という方に、お勧めなタイプです。
ただし、このタイプの子は、食のほそい子が多いので1日中、子犬と一緒に居れる方でないと、難しいです(しっかり食べる子は、除きます)

最近よく子犬の体重だけで成犬時のサイズを判断されていますが子犬の体重だけで成犬時のサイズは判断できません。当犬舎では両親の血統や大きさ・子出し・子犬の骨格・成長振りなどから予想しております。犬も人も同じですが、横幅のある子や、やせぎみの子、子犬の時の体重が重くても、ある大きさでピタリと成長が止まる子、ゆっくりゆっくり成長続ける子、幼い頃よりずっと小さいままの子、反対に、ずっと大きい等、個々によりさまざまです。予想サイズは、あくまで予想ですので成犬時のサイズも子犬を育てていくうえでの楽しみの1つと考えて頂ければ幸いです。

 

プードルのスタンダード

原産地

フランス、中欧

沿革と用途

非常に古くからヨーロッパ大陸の各地にいたようで原産地を特定するのが困難なくらいだが、フランスで人気化したことから
フレンチ・プードルというような呼び名もある。ドイツから移入された水辺の猟を得意とする犬が先祖といわれている。

16世紀頃からフランスの上流階級の婦人に愛されるようになって
ミニチュア・サイズのプードルが作出された。
ルイ16世(1754年~1793年)の時代にはトイ・プードルも作出されており、他の国にも知られるようになった。

南欧のウォーター・ドッグ(水中作業犬)との混血説もあり、この犬は作業を容易にするため被毛の一部分を刈り取る習慣があった。

プードルはカモ猟に使用され、獲物の運搬を得意としたことからカットがほどこされ、
次第に美的な要素が加味されて今日のクリップに発展した。
家庭犬。愛玩犬。

一般外貌

優雅な容姿、気品に富んだ風貌を備え、スクエア(四角い)の体構でよく均整がとれている。
慣例上の刈り込みによって、一層プードル独特の高貴さと威厳をたかめている。
プードルの特色であるクリップによって、多少の外貌表現に差を見るが、表現は知的であり、
より優雅で気品を発揮しなければならない

習性/性格

利口、活発、従順で、しかも活動的な動作を示す。

頭部

■頭蓋部(クラニアル・リージョン)
・スカル(頭蓋)
ほどよく丸みを呈している。
・ストップ(両目の間のくぼみ)
わずかではあるがはっきりしている。
■顔部(フェイシャル・リージョン)
・鼻(ノーズ)
鼻の色はブラック。アプリコットのものはレバーでも許される。ブラウン系のものはレバー。
・マズル
長く真っ直ぐで、美しく、眼の下にわずかな彫をもち、力強い。マズルとスカルは同じ長さである。
・唇(リップス)
引き締まっており、ブラック。アプリコットのものはレバーでも許される。ブラウン系のものはレバー。
・顎/歯(ジョーズ/ティース)
白く丈夫でシザーズ・バイト(上の切歯の内側に下の切歯の外側がわずかに接する)である。
・頬(チークス)
頬骨と頬の筋肉は平らである。
・目(アイズ)
両目は適度に離れて付き、形はアーモンド型である。眼色はダーク。アプリコットのものはアンバーでも許されるが、好ましくない。ブラウン系のものはダーク・アンバー。目縁はブラックだが、アプリコットのものはレバーでも許される。ブラウン系のものはレバー。
・耳(イヤーズ)
耳は目の高さまたは目よりもやや低い位置につき、頭部にぴったり沿って垂れ、耳は厚い。耳たぶは長く、幅広く、豊富な飾り毛におおわれている。

力強く充分に長く、よい均整を保って頭部を高く上げている。のど下にたるみがあってはならない。

ボディ

キ甲は高く、背は短く丈夫で水平である。胸は深く、適度に幅広く、あばらはよく張っている。腰は幅広くたくましい。
尻はわずかに丸みをおびている。腹はよく引き締まっている。

根元は太く、尾付きは高く上に向いていて、決して巻いたり背負ったりしてはならない。全体とのバランスが取れた長さに断尾する。

四肢

前肢は充分な骨量と筋肉をもち、肘から真っ直ぐに伸び、肩は十分傾斜している。パスターン(中手=前足首と指の間)は強くなければならない。足は小さく丸くよく引き締まっている。パット(足裏のふくらみ)は強固である。爪はブラックまたは毛色に近い色。ブラウン系のものはダーク。後肢は強健な筋肉に豊み、大腿は十分に発達して筋肉に富んでいる。スタイフル(膝)は健全でよく屈折し、。ホック(足根=かかと)は低い位置が望ましい。指、パット、爪は前肢とほぼ同じである。

被毛と毛色

毛質は比較的堅く、非常に豊富な巻き毛、縮れ毛、縄状毛が密生している。
毛色はきれいな一色毛であることを理想とし、ブラック・ホワイト・ブルー・グレー・ブラウン・レッド・アプリコット・クリーム・シルバー・シルバーベージュなどがあり、同色内の濃淡がある。
カフェオレ色はブラウン系色の中に含まれる。
ショークリップはパピー・クリップ(生後15か月以下)、パピー・クリップⅡ(セカンド)、コンチネンタル・クリップまたはイングリッシュ・サドル・クリップ。

歩様

健全で、自由な軽い動きで十分な推進力がある。

サイズ

スタンダード 体高45cm~60cm +2㎝まで許容される。
ミディアム     35cm~45cm
ミニチュア     28cm~35cm
トイ        24㎝~28cm(理想は25cm) -1㎝まで許容される。

欠陥

失格 (1)陰睾丸(2)一毛色以外の毛色
欠点 (1)極端な不正咬合

参考

ショートリミングのクリップ
ショークリップはパピー・クリップ(生後15か月以下)、パピー・クリップⅡ(セカンド)、コンチネンタル・クリップまたはイングリッシュ・サドル・クリップ。

基本的クリップ
1・パピークリップは、顔、肢および尾の基部に短く刈り込まなければならないが、それ以外の部分の被毛は長くてもよい。
2・コンチネンタルクリップは尻(腰角)に毛房(ポンポン)を残して短く切り込み、顔、肢、指および尾は、肢に腕輪の毛(ブレスレット)または毛の先端の毛房(ポンポン)を残す以外、短く刈り込まなければならない。その他の部分の全被毛は残しておくべきである。
3・イングリッシュサドルクリップは、横腹でカーブして短く刈り込んで前肢の腕関節をのぞいた部分、および後肢に二本の短く刈り込んだ帯(バンド)の部分を除いて、後みは短い毛布状の毛を残すべきである。肢の腕輪(ブレスレット)毛先の毛房(ポンポン)をのぞき、肢は短く刈り込むべきで、その他の部分は全被毛を残さなければならない。

プードルのかかりやすい病気

犬は犬種ごとに原産が異なり、また遺伝的な系統も違います。
それが犬の体質の違いとなり、かかりやすい病気にも犬種ごとにある種の傾向があります。

下記の一覧以外にもガンや皮膚炎などなどプードルのかかりやすいとされる病気はたくさんあります。
もちろん他の犬種にも、それぞれかかりやすい病気はありますが、ここではプードルについてのみ書いてます。
詳しくは犬の病気の本をご覧下さい。

プードルに、かかりやすい病気として紹介されていると言う事は、そのくらいプードルに多い・つきものの病気であると言う事であり
可愛いからと何も勉強せず 子犬を迎えるのではなく、それぞれの犬種には、それぞれかかりやすい病気があり
迎えた子が、いつこれらの病気にかかり治療を必要とする日がくるかもしれな いと言う事を理解した上で子犬を迎えて下さい。

誤解しないで頂きたいのは、それぞれの犬種がそれぞれの、かかりやすい病気の要素を持っていると言うだけで症状が出る出ないは個々によります。

犬は自分の異常を訴えることができません。その為犬に異常があらわれたら、まず飼い主や家族が、その異常に気付かなくてはなりません。
飼い主や家族は、自分達が世話をし、いっしょに生活している犬の健康状態については誰よりもよく知っています。
いつもは元気な犬の行動や外見に変化が生じたら、それは異常がおきていることのサインです。生活をともにしている犬の健康状態や生命については、飼い主に100パーセントの責任があります。
病気や怪我は発見が早いほど治療の効果も高く、回復も早く犬も苦しみが少なくてすみます。
MARVYSでは遺伝性の病気を持つ犬に繁殖はさせておりません。
また子犬をお譲りする前は獣医師による健康診断(触診にてヘルニアや足や頭に異常を持たないか等・心音・検便)
を済ませ、お譲り致しております。

しかし万が一、お引渡し後1ヶ月以内に、先天性など生命に関わる原因が当方にあると認められる事例の場合のみ子犬の代金内にて保証させて頂きます。御連絡の上、獣医さんの診断書及び治療明細書を添えて郵送又は御持参下さい。

ただし、先天性のものであっても当方に責任がない場合のクレームには対応出来ません。
たとえば、膝蓋骨脱臼やレッグ・パーセス(ペルテス)などはプードルにかかりやすい病気にも紹介されていますがプードルの足の骨の構造とは、もともと脱臼 しやすい構造になっており、もともと持ち合わせたものの多くが生後半年~1歳以内に病気の症状として現れます。
また飼育環境により誘発されることもあります。

これらの病気については生まれつき症状が出ている場合を除き、譲渡時に病気を予測することが出来ません。その為当方に責任はないものとし飼い主様の責任のもと治療をお願い致します。プードルに多い病気について、しっかり勉強して頂けるとご理解頂けると思います。トラブルを防ぐ為にもプードルについてしっかり勉強してから子犬を迎えて頂くようお願い致します。

クレームには対応出来ませんが、報告を頂けると飼育環境についてのアドバイスや病気の症状が出た場合などのご相談については応じておりますので、お気軽にご相談下さい。
また今後ブリーディングしていく上での参考とさせていただきます。

低血糖症

体がぐったりし、痙攣する
血液中の糖分の濃度がいちじるしく低くなり、体がぐったりします。子犬によくみられますが、成犬でもすい臓のガンが原因で、この病気になることがあります。また、糖尿病の治療のために、インスリンを過剰に投与した時にもおこります。

睾丸停滞

睾丸が陰嚢の中に降りてこない

気管虚脱

気管がつぶれて呼吸困難になる
遺伝的な原因や、肥満・老齢のために気管が押しつぶされて扁平となり、呼吸が困難になる病気です。小型の犬や短頭の犬に発生しやすく、とくに暑い季節に症状が出ます。

てんかん

口から泡をふいて倒れる
脳をつくっているニューロン(神経細胞)に何らかの異常がおこると、とつぜん足をつっぱらせ、
泡をふいて倒れたり、けいれんをおこすことがあります。これがてんかんの発作で、
犬は動物の中ではもっともよく発病します。ふつう発作がおさまると、犬はふだんの状態にもどります。
いわゆるけいれんとてんかん(脳の異常によってひきおこされる)は専門的には区別されますが、
飼い主にとってその区別は容易ではありません。

白内障

進行すると失明する
目の水晶体の1部ないしは全部が白く濁る病気です。進行すると視力が低下し、失明に至ることもあります。

膝蓋骨の脱臼

関節の骨がずれる
ひざの関節の皿(膝蓋骨)がずれるもので、先天性と後天性があります。
小型犬では、膝蓋骨の亜脱臼がとくに多くみられます。
プードルの足の骨の構造とは、もともと脱臼しやすい構造になっており、もともと脱臼しやすいところへ
成長期の体重の増加などがプラスされ病気の症状が現れます。
足の滑りやすいフローリングでの飼育では脱臼しても仕方ないと言っても過言ではありません。
脱臼を防いだり治したりするには後ろ足が蹴って歩ける環境で筋肉がつくように飼育しましょう。

眼瞼内反症

まぶたが内側にめくれている
まぶたが内側に曲がり込んだ状態を眼瞼内反症といいます。この症状になるとまつ毛が角膜や結膜を刺激して、
角膜炎や結膜炎をひきおこすことがあります。まぶたの内反そのものは、2次的な病気をおこさないかぎり、放置してもとくに問題はありません。

クッシング症候群

毛が乾燥して脱毛する
糖の代謝を助ける副腎皮質ホルモンが異常に多く分泌されることによっておこる病気です。
7歳以上の子が水を大量に飲み、異常にたくさん食べるようになったら、この病気ではないかと疑いましょう。

軟骨形成不全

軟骨の形成不全(異形成)の素因を持ち、長骨の軟骨が石灰化するため、異常に短い足になることがあります。
ミニチュア・プードルとトイ・プードルでみられます。

レッグ・パーセス (ペルテス)

生後1年以内の幼犬がかかる
股関節の大腿骨頭(大腿骨の先端)への血液の供給が不足し、骨の変形や壊死がおこる病気です。成熟前の小型犬がかかります。